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発達障害:ADHD

 日本の医療現場においては、ADHDという言葉が用いられるようになったのは、1987年のことで、それまでは統一された呼び名がありませんでした。注意力散漫な人や、多動・衝動が問題な子供たちは昔から多くいたものと思われますが、

研究が進展してきた歴史を見ていきますと、一つの研究対象と見なされたのは、20世紀始め頃のことです。それまで、現在でいうADHDの子供たちは、何かしらの問題あるものと見なされていましたが、憶測の域を出ることはありませんでした。ドイツのホフマン氏が、この子供の特異な行動や気質について、研究を始めました。ホフマン氏はその原因や理論を解き明かそうとしましたがゼロからの出発で、その研究内容を成熟させるのには時間がかかり、次々に別の研究者たちが興味深い研究結果を発表していきました
知能自体は正常だが、「落ち着きがなく、暴力的な発作を起こし、破壊的で、処罰にも反応しない子供たち」を報告したのがイギリスの小児科医であったジョージ・フレデリック・スキルであり、ADHDの概念の医学的な起源となっています。スキルの基本的な考え方が、現代のADHD研究の柱になっているといえます

 イギリスの医師アルフレッド・トレッドゴールドは、1920年代にこれを脳の損傷と結びつけ、脳炎後の後遺症という仮説を立てました。この時期は、脳の障害にその原因を求めつつ、遺伝とは別のメカニズムで発達障害を理解する方法も模索されていました。嗜眠性脳炎などが発見されてその後遺症で精神や情動に異常が出ることが論じられ、また史上最大のインフルエンザ流行の後遺症が報告されるといったことが影響を与えました。

1950年代の終わり、微細な脳損傷の影響が考えられる行動、認知、情緒の障害を、微細脳機能不全と呼びました。1970年の後半から診断基準の統一をはかる動きが生じ、小児期の障害についても概念と診断基準が整理されるようになりました。1980年にはDSM-において多動症候群に代わり、「多動を伴う注意欠陥障がい」の診断名が登場し、1994年に改訂されたDSM-IVでは現在のADHDに変更されました。

 

<<多動性及び衝動性の診断基準(クリック)>>

 

 

[ADHDにみられる不注意の例示]

・不注意による間違い

 例として、「フリガナ」と指示しているところで、ひらがなをふってしまったり、簡単な問題の内容を読み間違えたりといった不注意が典型的です。

 

・話を聞いていない

話しかけているのに、話を全然聞いていない様子をみせたり、生返事が多いといったことです。

・集中力

自分が苦手な授業では、外を見ていたり、手遊びしたりといった、集中できない様子をみせることがあります。

・物事の順序立てがにがて

最初に好きなことをやると、宿題等ができないといったことをさします。ゲームや漫画にはまりやすいケースが多いです。

・やりとげるのが苦手

学校から出された課題をやり遂げられず、途中で投げたりするケースもみられます。

・課題遂行に必要な品をなくしてしまう

定規やコンパスをなくす、消しゴムをなくすといったことが日常茶飯事です。

 

[多動性の特徴]

・静かに遊ぶことがにがて

頭で考えてから行動するという認知発達が遅れている場合が見受けられます。戦争ごっこ等のはでな動きが好きで、トランプなどが苦手です。もちろん、活発な動きとしてよい面としてとらえることもできます。

・場面をわきまえない

静かにしていなければならない状況を理解できず、走り回ったりします。青年期では走り回ったりはしなくとも、落ち着きのない様子がみられます。

・しゃべりすぎることもある

会話には、話し手と聞き手があるにもかかわらず、一方的にしゃべってしまうことがあります。思いついたことをすぐに行動に移してしまうのがADHDの特徴ですので、思いついたことをすぐにしゃべってしまうこともあります。

しかしながら、思いついたことが人を笑わせたり、楽しませたりという場合もありますので、その特性をうまく生かしていくこともできるのです。

「ADHDだから多動」なのではなく、場面場面に合った落ち着いた行動を学習していないとすると、落ち着いた行動を学習することを指導目標とすればよいのです。例えば、電車の中で走り回らないことを教えるのではなく、電車の中で本を読んだり、ゲームをしたり、おとなしく過ごせるスキルの獲得を目指せば、結果的に電車の中で走り回る行動は減少します。内言(思考)が発達すれば、自分の行動を制限したり、静かにする場面で他のことを考えたりで、おとなしくすることができるようになります。

高学年になると、抑制系の神経系が発達してきますので、走り回るといったことはなくなってきます。また、認知の発達が進むと、自己を客観視できるようになってきますので、我慢ができるようになってきます。

 

[衝動性の特徴]

・順番を待つことが苦手

順番という決め事を理解するには、言語発達や学習経験が必要です。これは後天的な学習がかなりの比率を占めると思われます。このことは、国や地域によって順番を守ることの厳しさがことなることからも理解できます。

順番のように目に見えない概念は、逆に目に見えるようにすれば分かりやすくなります。信号機のカウントダウンや駅のホームの線引がこれに相当します。

・質問に対する応答

質問が終わる前に、回答をはじめてしまうことが見受けられます。このことからみても衝動性が高いと言われるわけです。

・他人を妨害してしまう。

他人同士の会話に割り込んで妨害してしまったり、これも衝動性が高いゆえんといえます。自分の頭でイメージしたことをすぐに行動に移してしまうことから理解できます。

こういった行動にたいする対策は難しいものではありません。「人が話し終わってから話に参加する」「仲間に入れてほしいときは、仲間の同意を得てから入れてもらう」といった、ソーシャルスキルに関わるトレーニング(ソーシャルスキルトレーニング)で後天的に学習していけばよいのです。

 

[学齢期のADHD]

小学校に入学すると、さまざまなルールが理解できず、授業中に立ち歩いたり、手遊びをしたり、友達の邪魔をしたり、ケンカやトラブルが多かったり、多動性や衝動性の特徴がみられます。忘れ物が多かったり、宿題や約束事を忘れてしまったり、プリント等が整理できずに机が汚かったり、テストで名前を書くのを忘れたり、ケアレスミスが重なったり、不注意な面が注目されます。加えて、後先を考えないその場しのぎの発言などもみられ、友達から「うそつき」といわれることもあります。

小学校低学年では、遊びに大人が介入することが多いですが、高学年になると、男子同士、女子同士と、子どもグループで遊ぶようになり、また遊びのルールも複雑化してくるので、それを理解できないと、ケンカになる場面が多く見られるようになります。

 

<<ADHDと脳の働き(クリック)>>

 

 

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医学博士 ノーベル賞(辞退)マリア・モンテッソーリ

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 脳科学-保育連携プロジェクト
      松代信人

医学博士(脳科学) 
    学術博士(認知情報科学)
各千葉大学
元千葉大学医学部特別研究員

 モンテッソーリ教育
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3~6歳資格)
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右(川崎麻世氏)
左(サイト運営者)松代信人

   出版(2017年3月1日発行)

松代信人著  Galaxy Books
 

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