東京:発達障害個別指導サイト
医学博士が運営する東京の発達障害個別指導サイト
医師のご家庭でも好評!!
発達が気になる子どもセンター
(発達障害教育・療育(治療教育)
学習・進路開拓)
発達障害やグレーゾーンの子どもを健常児以上に活躍させる
医学部、IT系進路才能開発
脳科学+世界最高峰教育法
発達障害には藤井棋聖やGoogle創業者も受けたモンテッソーリ教育
〒170-6045 東京都千代田区平河町1-3-6 BIZMARKS麹町2F
(株)EDUCATIONAL MEDICINE
090-1770-1937
営業時間 | 9:00~18:00(土日祝電話事務休業) |
---|
お気軽にお問合せください
[将棋 藤井4段の話題]
将棋の藤井4段、快進撃でしたね。幼稚園のときモンテッソーリ教育です。そして、4,5歳のとき、スイス製の知育玩具クボロ(キュボロ)で盛んに遊んでいた、という談話がお母さまから出されていますね。
各紙に出ている、モンテッソーリ教育だ、クボロ(キュボロ)だ、の商業主義ではなく、科学的にきちんと見ていく必要があります。
モンテッソーリ教育で集中力をつけたということですね。モンテッソーリ教育では、主体性に基づく集中現象を基本にしていますので、うなずけますね。いうまでもなく、モンテッソーリ教育では空間認知能力も養成されます(下欄の用語の説明参照)。
クボロ(キュボロ)の本質は何なのでしょうか。
私見として、クボロ(キュボロ)の本質の1つとして挙げることができるのは、ワーキングメモリの強化です。それも、3次元の広がりを持つ段数の多いワーキングメモリとしての強化です。しかも、玉が転がることによる時間でフレームが変化していく時間可変のワーキングメモリ課題となっているのです。
この強力なワーキングメモリの上に構築されるのが強力な空間認知能力です。
これですと、たしかに、将棋における空間的な広がりや空間の時系列に強くなると考えられます。
敏感期とリンクした人類学的発達教育であるモンテッソーリ教育で集中力と空間認知能力の生物学的に正しい発達を、強力なワーキングメモリをクボロ(キュボロ)で養成したと推定されます。
次に、モンテッソーリ教育で獲得される空間認知能力育成課程と、クボロで獲得される空間認知能力育成過程の違いは何なのでしょうか。
能力の育成過程に誤り訂正機能があるどうかの違いといえます。
モンテッソーリ教具では、誤り訂正機能がついており、誤り訂正機能に導かれたものとなります。特に、0~3歳においては、幼児が好き勝手にお仕事を進めることには問題がありますので、誤り訂正機能がガイドラインとなっているのです。低年齢からの教具使用が確実な発達に導いていくのは、モンテッソーリ教具のこういったメカニズムによっているのです。
クボロには、基本的には誤り訂正機能はありませんが(全くないわけではない)、対象年齢が5歳となっていますので、年齢を勘案して適切には設計されていると言えます。
藤井4段の場合には、3歳以降にモンテッソーリ教具の誤り訂正機能が適切に働いた堅実な発達過程があった上で、その後の自由自在な枠組みで破たんしなかったものと推定されます。
[用語の説明]
・空間認知能力
三次元の空間において人や物の位置や関係を把握する能力をさします。
空間においての位置や関係には「方向」「姿勢」「距離」「高さ」「大きさ」「広さ」など様々な要素が有ります。物理的な尺度はもちろんのこと、感覚的な尺度も含みます。
・ワーキングメモリ
ワーキングメモリというのは、脳内の作業場所のことです。作業記憶とも呼びます。人間の記憶には、すぐ前に行ったことに関する短期記憶と、いつまでも長期に記憶している長期記憶があります。ワーキングメモリは、一時的という意味では短期記憶に属するのですが、通常の短期記憶と異なるのは、ある目的をもって作業しているときに使用している作業領域であるということです。例えば、(21+18)×2を計算するとき、まず、21+18を計算してワーキングメモリに蓄え、次に×2の計算を行うのです(計算順序を変えることもできますが)。ワーキングメモリは、脳の頭頂間溝にアクセスして数学の知識を引き出したりもしていますので、上のような単純な計算のみならず、複雑な計算や計画を立てたりする場合にも、ワーキングメモリを使用したプロセスを踏んでいるのです。
”×”で閉じる"<"で元の位置に戻る
信頼できる機関として、自衛隊内部機関誌でご家族に紹介