[モンテッソーリ教育にデメリットはあるのか？]

元々、個々に合わせた教育法ですので、基本的にはありません。しかしながら、実際には集団の中でモンテッソーリ教育が行われますので、適切な指導が個々にいきわたるかどうかで、デメリットが結果として出てくることはあり得ます。

指摘されるデメリットは、全て環境調整で解決できるものです。生物学ベースの教育法ならではといえます。

・協調性の問題

　モンテッソーリ教育は、確立された個人の発達を助けるものですので、確立された個人同士では、むしろ健全な協調性が育まれます。強いものに迎合する、既得権に迎合するのが協調性ではありません。

　協調性に重点を置くのであれば、集団活動については普通の幼稚園にして、家庭で敏感期に対応した教育を徹底する選択肢もあります。近くに良いモンテッソーリ園がない場合にはなおさらです。１日の中で、モンテッソーリ教育を行うのは、幼稚園に限定されることもないのです。小学校教育にしても、学校より学外の学習の方が子どもに合っている場合もあります。表向きは教育機関とされているところが、子どもをつぶすこともあるのですから。

・こどもらしくない

　あり得ません。個として確立されるケースが多いので、そのように映るだけです。

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