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発達障害傾向のある人は、自分の考えに固執したり、人の意見を聞かない傾向がみられることがあります。
認知行動療法とは、行動的手法と認知的手法を組み合わせた方法です。認知行動療法が提唱される以前においては、行動的手法として行動療法が広く普及していました。行動療法とは、パブロフが提唱した古典的条件付け理論、スキナーが提唱したオペランド条件付け理論などに基づいたものです。行動療法の目的は、これらの条件付け理論を応用することにより、不適応な行動を消去し、適応的な行動を形成させることにあります。
一方、認知行動療法では、クライアントの考え方や価値観などを含めた認知の問題を治療の対象とし、クライアントの自己理解を促進し、合理的な問題解決を目指しています。
認知行動療法は、思考の歪みを修正していく心理療法です。認知行動療法はシステム論的なアプローチであり、システムの入力は”認知”、システムの出力は”行動”です。歪んだ認知が間違った行動を生み、また、間違った行動が歪んだ”認知”を強化してしまうのです。認知行動療法では、”認知”を修正することで、その出力としての”行動”を修正し、また、間違った”行動”を修正することで、歪んだ”認知”を修正するものです。システムの入力と出力の両面からのアプローチであるがゆえに、強力なのです。
認知行動療法は、発達障害の人の独特の考え方や行動の修正にも使用できますし、発達障害の二次障害としてのうつ病や脅迫症等にも使用できます。
☆自閉症のための認知行動療法☆
自閉スペクトラム症をもつ子どもは、愛情の表現が苦手である。そのため家族や友人は、愛情が予測される状況において、共感されていないと受け取ります。しかしながら、自閉症スペクトラム症をもつ子どもも、やさしい親切な行為をすることができます。共感されていないと他者に受け取られる理由は、他者が苦痛を感じていることを意味する、わずかな身振りや、文脈的な手がかりを読み取る力が限られているからなのです。わずかな身振りを認識できないことで、愛情や共感に対して期待される反応を返すことができません。もうひとつ、適切な反応の仕方を知らずに、何もしない方が安全、無難と考えるのです。
私の経験からすると、自閉スペクトラム症をもつ子どもは、男の子でも女の子でも、やわらかいオブジェよりも、プラスチックのオブジェや鉄製の硬いおもちゃで遊ぶことを好む傾向があります。また、子ども同士で遊ぶときに、何かを共有しない傾向があります。何かを共有することは、他人への好意を示すものなのです。逆に、何かを共有しないということは、他人と仲良くできない、と取られることにもなります。仲間同士との愛情に無関心であったり、そこから遠ざかることで社会的に阻害され、友人関係の構築の可能性を失うことにもなります。
近年の脳画像イメージング技術の進歩により、自閉スペクトラム症を持つ子どもたちの感情認識や感情制御に関連する偏桃体の構造的、機能的な異常が特定されてきました。偏桃体は、不安、怒り、悲しみ、そして愛情を制御する部位として知られています。物理的な異常とはいえ、薬や手術で対応するべきでないことを考えると、認知行動療法により考え方を変容し、その結果として、脳内の化学物質の流れを変えて、さらのその結果として、脳内の物理構造の変容も期待する、これが自然な治療法といえます。
自閉症のための認知行動療法では、好きな人、友達への愛情表現が適切でない場合、これを歪みとしてとらえ、歪みの矯正と、その結果としての行動の矯正、行動の矯正による認知の矯正のサイクルをつくり、適切な表現に変容していくものなのです。
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