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発達障害の助長要因:虐待
子供の発達障害は親にとって障害の存在が分りにくいという特徴がありますが、障害があることが分らないと親は子供を否定的に認知し否定的な感情を持ちやすくなります。また、発達障害がある子供は多彩な行動上の問題を起しやすいため、養育上の問題が虐待を誘発する原因となりやすいのです。さらに、子供にとっても特性に合わせた必要な配慮がなされずに放置され、子供の問題や親との関係などを悪化させてしまうこともあります。
虐待の事例では、子供の発達障害に対する親の誤解から次のような悪循環に陥っていることが多いといえます。子供に障害があることが分らないために、親は子供の行動を「ふざけている」「できるのにやろうとしない」「怠けている」「気持ちが通じない」「奇妙でふうがわり」などと否定的に感じ厳しく接するようになります。子供は絶えず叱責を受け、実施困難な要求を押し付けされ続け、情緒的葛藤を高めて、問題行動を悪化させることになります。周囲は子供の問題を親のしつけの怠慢と批判し、親は自責感を強め、子供により厳しい対応をとる。できない課題に対する不毛の努力を強いられ続ける子供は、自尊感情を低下させ、深刻な情緒障害を抱えるようになります。そして、子供の問題を巡る悪循環は、家族や学校、コミュニティを巻き込んで深刻化し対立を深めていきます。このような悪循環の中で虐待とされる状況が生じ得るのです。
発達障害を伴う児童虐待の事例では、親が負担に感じている障害による子供の養育上の問題を取り上げ、子供に対する親の否定的感情を改善させるために子供の障害について理解させるという心理教育的介入が有効です。それは、虐待という困難な問題を、子供の障害という具体的な解決方策のある問題に置き換えて、現実に親が困っている子供の行動について、援助者と親とが協働して子供の問題に取り組むための相談関係の成立を可能にするためです。そして、子供に対する親の否定的な認知を修正するために、親が否定的に感じている子供の行動を、障害に起因する行動特性として理解させるのです。それは、子供の行動上の問題を子供の性格や意欲など、子供に帰属する要因から切り離し、問題を障害による特性として外在化させるのです。このことは、「いつもふざけている、いい加減な子供」「気持ちの通じない子供」と見られていた否定的な認知を「ハンディーにまけずにがんばる子供」というような肯定的な見方に大きく変化させることになります。
一般に、子供に障害があるとき、親が障害を理解し受け入れるためには、長期的心理的作業が必要とされていますが、発達障害においては極めて短期間で大きく親の子供に対する認識が変わることがあります。親の不適切な関わりが子供の問題行動を悪化させるという悪循環に陥っている例では、親の認知が変化すると子供に対する親の関わり方が変化し、親子関係が変化して、子供の問題行動を改善させることができます。
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