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[発達のアセスメント]
人の発達の理解と支援を目的に行われるアセスメントは「発達アセスメント」とよばれます。ここでいう発達アセスメントは、必ずしも標準化された発達検査や知能検査に限定されるわけではありません。また、量的に測定することだけがアセスメントではありません。発達アセスメントには心理検査のほか、行動観察、保護者からの聞き取りなど多様な方法があります。発達アセスメントと聞くと、標準化された知能検査を実施するのがアセスメントであると勘違いしている人もいます。実際、発達支援の現場などで行われているアセスメントは、知能検査に偏り過ぎていると感じられる場合もあります。
重要なことは、多様なアセスメントを通して、子どもをどのように理解するのか、発達の特徴に基づきどのような支援を進めるかということなのです。
発達障害の家庭環境からまずアセスメントを行う場合、理論的なバックグラウンドとなるのは、発達生態学的モデルです。このモデルは、Bronfenbrennerによって1979に理論づけられたものであり、子どもは以下の4階層のレベルで記述されるシステムの中で発達すると仮定されます。
階層1 マイクロシステム
子どもに最も近接する環境。子どもは家庭の保護者や兄弟、学校における教師や友達との関わりを、この最小の単位システムの中で経験する。
階層2 メゾシステム
2つまたは、それ以上のマイクロシステムが交わる場である。子どもと保護者を理解するには、保育所と家庭、近所の仲間と家庭などと関連づける必要がある。
階層3 エクソシステム
子どもが直接活動する場所ではないが、間接的に子どもに影響を与える社会状況。典型的には、保護者の職場の状況がある。
階層4 マクロシステム
子どもが生活する社会やその文化が持つ信念体系や伝統などをさす。
上記のシステムは、子どもの成長や時代によって変化を受けるものであることから、その変化に応じたアセスメントが求められるのです。
発達アセスメントの文脈はどうあるべきか(日常性と非日常性)
子どもの発達アセスメントをするのに、最も良い文脈は日常場面であるといえます。発達アセスメントの目的が、子どもを理解し、発達支援を行うことからして、日常生活場面でのアセスメントが極めて自然なものであるといえます。日常生活の中で普通には遭遇しない架空の課題でいくら評価しても、そこからは現実的な支援は生まれてこないのです。知能検査の中には、架空の課題も含まれており、この課題の教育をしてできるようになったからといって子どもが生きやすくなるわけではないのです。知能検査を構成している課題の中には、子どもの発達過程を把握するのに適しているものもあるが、支援目標を設定するのに適していないものもあります。
日常生活の中から、子どもの理解と支援に繋がる情報をどのように収集して、それを分析集約して、支援目標と支援方法を考えるか、ということが重要となります。しかしながら、日常生活を観察していても、子どもの逸脱が目立たないが、発達支援を必要としている場合があるのです。例えば、知的発達や言語発達がゆっくりしていても、周りの子どもに合わせて動く子どもの場合、子どもの逸脱は目立たないのです。こういった事例群も踏まえた上で、日常性を考える必要があります。
非日常的に設定された場面、例えば、知らない場所での知らない人による知能検査の有効性については疑問の残るところです。人見知りをする子どもが、検査者に拒絶反応を起すこともあり得ます。検査教具につばをはく子どももいるようです。検査の前提となるのは、知能検査者との信頼関係ですので、これを乳児や幼児に求めることに無理があるともいえます。
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