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発達障害の療育における「大人の役割」として重要な3点を挙げて説明します。

 子供を取り巻く環境には、2種類の環境があり、人的環境と物的環境に分けられます。物的環境ももちろん大人が整備するものではありますが、人的環境は特に大人の役割が重要となる環境です。大人の役割として重要な3点は、「子供を正しく理解する」、「適切な環境を用意する」、「子供と環境を結びつけるように援助する」です。

 「まず、子供を正しく理解する」ですが、正しく理解するための一歩は、子供への肯定的な接し方が重要となります。肯定的な接し方とは、子供がなるべき人間になるために、子供そのものを丸ごと受け入れること、すなわち受容です。肯定的な接し方では、決して屈辱感を与えてはいけません。非難もしてはいけませんし、もちろん体罰はもってのほかです。

 子供を正しく理解する上で重要なことは、子供は無意識の内に、大人に対する愛情を欲し、様々な歪んだ形でそれを表すということです。歪んだ形とは、乱暴、うそ、弱いものいじめというかたちで現れます。肯定的な接し方で子供を「受容」することで、「基本的信頼感」や「愛着」が形成されます。

 次に「適切な環境を用意する」であるが、これは、子供が育つのは、環境との交流によってであり、決して大人によってではないからです。子供にいかに任せることができるようになるか、いかに任せるだけの環境を準備してあげることができるかが大きなポイントとなるのです。環境を含めたモデルは、モンテッソーリの三角形とよばれるモデルであり、モンテッソーリ教育において欠くことのできない重要なモデルです。

 モンテッソーリの三角形モデルにおいては、子供、大人、環境が双方向リンクで結ばれており、これらのリンクの中で、大人と子供のリンクはいうまでもなく、子供と環境のリンクにおいて、大人が結びつける援助をしていく以外に適切なリンクを形成することはできないといえます。「子供と環境を結びつけるように援助する」ことが大人の役割として重要な3番目の事項といえます。

 

 

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発達障害療育の語源
発達障害療育の創始者
医学博士 教育者   福祉家
マリア・モンテッソーリ 

医学博士 ノーベル賞(辞退)マリア・モンテッソーリ

 モンテッソーリ教育
 脳科学-保育連携プロジェクト
      松代信人

医学博士(脳科学) 
    学術博士(認知情報科学)
各千葉大学
元千葉大学医学部特別研究員

 モンテッソーリ教育
 脳科学-保育連携プロジェクト
  主席教育員 常木香苗

モンテッソーリ教師
(日本モンテッソーリ教育
総合研究所
0~3歳資格
3~6歳資格)
保育士

  雑誌での対談(才能・メンタルについて)

右(川崎麻世氏)
左(サイト運営者)松代信人

   出版(2017年3月1日発行)

松代信人著  Galaxy Books
 

   公的専門機関紙に掲載

自衛隊専門機関紙 おやばと
(2013年11月号)

信頼できる機関として、自衛隊内部機関誌でご家族に紹介

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